株式の買い方には2種類あります。
成行と指値です。
今回は成行と指値について説明します。
この記事の要約
成行は売買されている値段で株式などを売買する方法です。
指値は買う又は売る金額そして指定して売買する方法です。
成行とは?
成行は、株式などを売買する時に金額を指定しないで注文をする方法です。
ある銘柄が欲しいと数量(100株等)を注文したときに売りたい人が100株売りたいという人がいた時に成立する売買です。
金額は指定していないので、株価を見て売買したとしても金額がずれることがあります。
基本的に注文すれば売買が成立するので、買いたい時に買えて、売りたい時に売れるので、売買が成立しないことがないというメリットがあります。
デメリットは、金額を指定しない注文のため買いたい値段より高くなったり、売りたい値段より安いかったりします。
1株1000円で売りたい時に995円で売買が成立することが起こります。
たかが5円と思うかもしれませんが、1000株売った場合は5000円安く売っているので5000円損した形とも言えるのです。
例ではあまり大きくない額でしたが、これが株価が高く、数量が多かったりした場合は金額のブレがバカにならないくらいブレる可能性があります。
指値とは?
指値(さしね)注文は金額を指定して売買する注文です。
こちらは金額を決めるので、売買が成立すれば指定した金額で株式を買う又は売ることができます。
そのため、金額にブレが生じることはありません。
1000円で株を売りたくて指値で売りに出して売買が成立すれば1000円で売ったことになります。
ただし、買い手が1000円以上で買いたいまたは成行注文で欲しい人がいなかった場合は売買が成立せずに売れないことになります。
指し値注文の有効期間は使用している証券会社により違いがあり、1日〜1週間といったところです。
使用している証券口座の会社のHPなどから調べられるので、把握しておくのが良いです。
成行と指値のメリット・デメリット
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メリット |
デメリット |
成行 |
買いたい(売りたい)時に売買が成立できる。 |
買いたい値段より高く買ってしまったり、売りたい値段より安く売ってしまう損失がある。 |
予想より高い値段で買ってしまったり、売りたい値段より安く売ってしまう損失がなくなる。 |
売買が成立しない時がある。 |
まとめ
最後に本記事のポイントを記載します。
成行は売買されている値段で株式などを売買する方法。
指値は買う又は売る金額そして指定して売買する方法。
状況に合わせて使い分けられるといいですね。