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必殺技みたい!? ソルベンシーマージン比率とは

ソルベンシーマージン比率という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

あまり聞き慣れないかもしれません。

FPの資格を取ろうとしている人や保険関係の仕事の就いている方は聞いたことがあるでしょう。

聞いたことがない場合は覚えましょう。

細かくは知る必要がありませんが概要レベルで知っておいた方が良いです。

試験でも出ますので。

そこで、今回はソルベンシーマージン比率について説明していきます。

 

この記事でわかること

ソルベンシーマージン比率は予想を超えるリスクと企業の自己資本額との比率のこと。

ソルベンシーマージン比率が200%あれば保険金等の支払い能力があり適当とされる。

 

ソルベンシーマージン比率とは

保険の会社に定められた指標で予想を超えるリスクによる保険の支払額と自己資本比率(有価証券なども含む)の比率になります。

ソルベンシー・マージン比率 - Wikipedia

式にすると下記になります。

ソルベンシーマージン比率=(S/(R+0.5))*100 [%]

 

基準は200%
ソルベンシーマージン比率についてですが、比率が高ければ高いほど良いです。

比率が高いことは、支払い能力が高い会社であることを表します。

つまり、何か災害が起きて予想を超える保険金を企業が払わなければいけない時に余裕を持ってお金を出すことができるということです。

そのため、比率が低い場合は保険金を支払う余裕がないことになり、いざ保険金をもらおうにももらえない可能性があります。

それは困りますよね。

行政上の取り扱いでも200%を下回ると金融庁から監督外が取られます。

FPの試験ではこの200%が問われるケースがあるので押さえておきたいところになります。

 

主な保険会社のソルベンシーマージン比率

実際の企業のソルベンシーマージン比率はどうなっている気になるところと思います。

特に自分が入っている保険の企業は知りたいのではないでしょうか。

主要な企業のソルベンシーマージン比率を表にまとめるとこんな感じ。

 

どの企業も200%を大きく上回っています。

どこの保険会社でもソルベンシーマージン比率の観点からは大丈夫そうです。

中には1000%を超える企業もありますが、ソルベンシーマージン比率が高くなる要因としては企業の自己資本比率が高い場合と設立当初などリスクをまだ取っていない時は高くなります。

 

まとめ

ソルベンシーマージン比率について説明しました。

再度まとめますと、

ソルベンシーマージン比率は予想を超えるリスクと企業の自己資本額との比率のこと。

ソルベンシーマージン比率が200%あれば保険金等の支払い能力があり適当とされる。

 

 

 

 

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