フィナンシャル・ファンタジー

お金に関する知識をお届けするブログです。

投資指標:PBR、PER、ROE、配当性向、配当利回り

株を買う時などに出てくる指標はアルファベット3文字の言葉がいくつか出てきて覚えにくかったりするものです。
FPの参考書や株のサイトなどでもアルファベット3文字はよく出てきますが、なかなか何の略かは書かれてないと感じます。

今回は、株などで出てくる各指標を説明します。

 

PER:Price Earnings Ratio 株価収益率

株価が割安か割高かを判断するための指標。

PER=株価÷1株当たりの当期純利益

低いほど割安、高いほど割高です。

Priceは英語で価格、まさに株価を表しています。
EはEarningsと日本語で収益、利益を表します。
そのRatio、つまり率です。
英語そのままの意味ですので、アルファベット3文字だけですとわかりにくいですが何の単語を表しているか見るとどの指標が何を表すか迷うこともなくなります。

PERは業界により水準が異なります。
そのため、比較の仕方としては同じ業種間で比較するか、同じ会社で過去と現在を比較します。
同業種間でPERが低かったら割安だな。高かったら割高だなと一つの参考にします。

 

PBR:Price Book-value Ratio 株価純資産倍率

1株当たりの純資産の何倍株価がつけれられているか見る指標。

PBR=株価÷1株当たりの純資産

低いほど割安、高いほど割高です。
こちらは、純資産と株価の比率を表しているので、会社の資産を株価に変換したときに株価はどれほどの割合になるかとみれますので、PBR1倍が株価の会社の資産が一致している状態です。
このPBR1より低ければ割安、高ければ割高になってくるといった見方をよくされます。
ただし、これも業界などにより変わってきますので同じ業界の企業での比較や過去と現在の比較は欠かせません。

 

ROE:Return On Equity 自己資本比率

仕事の中でよく聞く人もいるのではないでしょうか?

ROE当期純利益÷自己資本×100[%]

また、こうも表せます。

ROE=PBR÷PER

自己資本当たりの利益率ですので、ざっくり会社の資産に対してどれだけ稼いでいるかという効率的にどれだけ稼いでいるかを表す指標になります。
ROEが高ければ、その会社は効率よく稼いでいる企業になります。

 

配当利回り

1株当たりの年間配当金と株価の割合を表します。

配当利回り=1株当たりの年間配当金÷現在株価

どれだけ企業が配当金を出してくれるかを表します。
配当金メインで資産運用したい場合は配当利回りが株を買う基準になったりします。
配当利回りを重視するのであれば3%以上のところを買っていきたいところになりますが、これもどういった運用をしたいかで変わってきます。
企業によっては配当金の他に株主優待を出す企業もあり、株主優待の価値も含めた実質配当利回りも株関係の雑誌では出ているので、株主優待も含めて考えている人は押さえておきたいところです。

 

配当性向

配当金と当期純利益の割合です。

配当性向=配当金÷当期純利益

その会社が利益をどれだけ配当金に還元してくれいているかを表します。
配当性向が高いということは株主に利益を還元してくれています。

 

まとめ

各指標の意味を理解して、株の売買などでうまく利用したいですね。
FPを受験される方などはこれらの指標を求める問題が出てきますので覚えておきましょう。

PER

株価÷1株当たりの当期純利益

PBR

株価÷1株当たりの純資産

ROE

当期純利益÷自己資本×100

配当利回り

配当利回り=1株当たりの年間配当金÷現在株価

配当性向

配当性向=配当金÷当期純利益

 

 

 

 

株などお金のことはわからないことが多いです。

お金のことでわからないことがあったらFPに相談すると良いでしょう。
銀行や保険などでは商品の営業とセットになるので、保険や証券ありきの相談になります。
個人の家計の相談をしてもらうとなると別で相談してもらいたいですが、FPてどこにいるの?ということもあると思います。
そんな時に気軽にFP相談としてココナラでもFP相談ができます。
なかなか値段などの相場もわからないこともある中でココナラでは、提供しているサービスと値段が分かるのは良いです。