FPで最も勉強しなくていい科目!?カード等について
この記事でわかること
- クレジットカードの支払いは主に3種類
- 手数料の方式は実は2種類ある
- キャッシングには規制があり年収の1/3まで
はじめに
FPの出題範囲にはカード等とクレジットカードなどについても含まれます。
しかし、出題も2回〜3回に1回出るか出ないかくらいです。
話もクレジットカードに関することです。
試験的にな出すところがあまりないといったところでしょう。
ただ、試験に出ないから知らなくても良いということではなく、クレジットカードの支払いに関する知識を知っておくと良いでしょう。
クレジットカード支払いは今では一般的ですが、中には使い過ぎてしまうから良くない印象もあるのではないでしょうか。
クレジットカード支払いが良くないのではなく、正しい知識を身につけてクレジットカード支払いをうまく付き合いましょう。
現金よりもクレジットカード支払いの方がポイント還元などもありお得なことも多いので現金ではなくクレジットカード支払いをうまく選択したいものです。
FPレベルでのカードに関する記事を説明していきます。
支払い方法
クレジットカードの支払い方は主に一活払い、分割払い、リボルビング払い(リボ払い)の3種類です。
- 一活払い
言葉通り一括で支払う方法です。
1万円で買ったものを1度に1万円支払う買い方です。 - 分割払い
こちらも言葉通りで分割して払う方法です。
2回以上に分けて払う方法です。
携帯電話・スマートフォンなんかは分割払いの人が多いのではないでしょうか。
一般的に払う回数が多くなるほど手数料が加算されてきます。
分割払いするときは手数料が付くのか、付かないのかチェックした方が良いです。
無駄な手数料による出費は控えたいところです。 - リボルビング払い
毎月一定額を返済していく方法です。
分割払いと似ていますが、払う額を一定にした支払いという点が違います。
分割払いは購入した品に対して料金の支払いを分割しますが、リボルビング払いは支払額に対して分割しているのです。
価格を固定することで毎月の支払いを最小にすることが特徴です。
キャッシュフロー的には一括で支払ってキャッシュが一度に引き去られるところを一定額の支払いに抑えるので他のことに使えたりします。
しかし、利子がかかるので総額としては割高に支払っています。
また、ひと月の支払いが少額になり、借入額を増やしても返済額が変わらないので、知らない間に借入額が増えてしまう傾向もある。
さらに、借入額が増えて返済期間が長くなればその分利子も増えます。
返済額に対して借入額が増えていくと返済額が利子分しか支払っていない状態になり永遠に完済しないことがおきます。
クレジットカードのキャッシングで多重債務の人が陥る人のほとんどがこれです。
バーチャル債務者さんもキャッシングは気をつけて。
手数料の方式
リボルビング支払いの際に手数料がかかりますが手数料星払い方には2種類あります。
毎月の支払額に手数料を含めるか含めないかです。
毎月の支払額に手数料を含めるのがウィズイン方式、含めないのがウィズアウト方式です。
総量規制
借金まみれの話などを聞くと無限に借入ができるのかと思うかもしれませんが法律で借入できる額は定められています。
カードローン、キャッシングは原則年収の1/3までしか借りることができません。
返済能力を超えない範囲に抑えられるように法律で定められているのですね。
この総量規制ですが、借入に対しての規制で商品購入のショッピングに関しては規制対象外です。
だから、電化製品や旅行にといろいろなモノを買い過ぎないように気をつけましょう。
まとめ
クレジットカード類の支払いについて解説しました。
みなさんも使い過ぎには気をつけてお金とうまく付き合いましょう。
株式の売買 成行と指値について
株式の買い方には2種類あります。
成行と指値です。
今回は成行と指値について説明します。
この記事の要約
成行は売買されている値段で株式などを売買する方法です。
指値は買う又は売る金額そして指定して売買する方法です。
成行とは?
成行は、株式などを売買する時に金額を指定しないで注文をする方法です。
ある銘柄が欲しいと数量(100株等)を注文したときに売りたい人が100株売りたいという人がいた時に成立する売買です。
金額は指定していないので、株価を見て売買したとしても金額がずれることがあります。
基本的に注文すれば売買が成立するので、買いたい時に買えて、売りたい時に売れるので、売買が成立しないことがないというメリットがあります。
デメリットは、金額を指定しない注文のため買いたい値段より高くなったり、売りたい値段より安いかったりします。
1株1000円で売りたい時に995円で売買が成立することが起こります。
たかが5円と思うかもしれませんが、1000株売った場合は5000円安く売っているので5000円損した形とも言えるのです。
例ではあまり大きくない額でしたが、これが株価が高く、数量が多かったりした場合は金額のブレがバカにならないくらいブレる可能性があります。
指値とは?
指値(さしね)注文は金額を指定して売買する注文です。
こちらは金額を決めるので、売買が成立すれば指定した金額で株式を買う又は売ることができます。
そのため、金額にブレが生じることはありません。
1000円で株を売りたくて指値で売りに出して売買が成立すれば1000円で売ったことになります。
ただし、買い手が1000円以上で買いたいまたは成行注文で欲しい人がいなかった場合は売買が成立せずに売れないことになります。
指し値注文の有効期間は使用している証券会社により違いがあり、1日〜1週間といったところです。
使用している証券口座の会社のHPなどから調べられるので、把握しておくのが良いです。
成行と指値のメリット・デメリット
|
メリット |
デメリット |
成行 |
買いたい(売りたい)時に売買が成立できる。 |
買いたい値段より高く買ってしまったり、売りたい値段より安く売ってしまう損失がある。 |
予想より高い値段で買ってしまったり、売りたい値段より安く売ってしまう損失がなくなる。 |
売買が成立しない時がある。 |
まとめ
最後に本記事のポイントを記載します。
成行は売買されている値段で株式などを売買する方法。
指値は買う又は売る金額そして指定して売買する方法。
状況に合わせて使い分けられるといいですね。